今回は院長の愛猫のキョウちゃんについて紹介します。【患者背景】猫(ラグドール)、3歳、去勢雄、主訴は健康診断【現病歴】膀胱結石症、肥大型心筋症【検査、評価】血液検査、レントゲン検査、心臓・腹部超音波検査、尿検査、便検査を実施。レントゲン検査にて心拡大と膀胱内にて結石(約1mm)程を認めた。尿検査中には結晶成分は検出されず。胸部超音波検査にて心筋壁の肥厚(6.2mm)を認めた。【診断】膀胱結石症、初期肥大型心筋症【治療、経過】以前は尿石用の療法食を食べていたが、嘔吐や下痢等の消化器症状が出ていた。尿石用の療法食は通常より塩分濃度が高く高血圧のリスクや高血圧による肥大型心筋症の悪化の可能性もある。そのため繊維質が多い療法食に変更していたが、膀胱結石の拡大はないため、療法食を継続している。肥大型心筋症については、アメリカ獣医内科学会(ACVIM)のガイドラインに従い、経過観察としている。【考察】猫の肥大型心筋症は、メインクーンやラグドールといった品種では特定の遺伝子が関与していることが分かっている。またそれ以外の品種でも血圧やホルモン疾患や加齢性等で罹患している猫は少なくない。聴診上では異常を認めないが、肥大型心筋症に罹患している猫もいる。その中で心臓超音波検査は有用な検査ではある。尿石用の療法食については、種類により高血圧に配慮しているご飯もあるため、オーナー様の判断により中止せず、かかりつけの獣医師と相談してください。健康診断により、病気の早期発見や早期治療や病気になった際に以前の検査と比べることが出来るとメリットが大きいため是非行って欲しい。当院では、健康診断はライトプラン(血液検査、心臓・腹部超音波検査)スタンダードプラン(血液検査、レントゲン検査、心臓・腹部超音波検査、尿検査、便検査)と2種類用意しており、費用はそれぞれ検査費が1万円と2万円となります。別途初診料や診察料かかります。検査結果により、追加検査が必要な場合提案します。その際も別途検査費用がかかりますのでご理解の程お願いします。予約制になりますので、お電話か公式ラインにお問い合わせください。赤色は拡大した心臓、黄色は膀胱結石病院公式ライン